トイレットペーパーで発芽させた花の苗を土に植えつけました!|ちゃんと育つんでしょうか?
いままで、花の種をまいても発芽しないというのを何度か経験しましたが、何とかトイレットペーパーで発芽させることができました。
このトイレットペーパーで発芽させた苗をを土に根づかせ、花を咲かせることができれば万々歳(ばんばんざい)です。
苗がしっかり根づいて、花が咲き乱れることを願うばかりです。
では、まずはアスター混合、次に絞り咲百日草の順に苗の植えつけから結末までをお話ししていきます。
目次
アスター混合の苗を植えつけました。小さな苗だけど大丈夫かな?
アスター混合の苗を植木鉢へ植えつけてみました。やり方はまったくの自己流なので失敗は覚悟(かくご)のうえです。
植えつけの準備
今まで使っていた植木鉢の土を移植ベラでほっくりかえし、苦土石灰、肥料(鶏糞)を適量入れて土と混ぜ合わせます。
適量というのは、ちょっとわかりにくいですが、あまり多く入れすぎないことです。ほんの気持ち程度です。肥料なんかは後でいくらでも与えることができます。
(「肥料なんかは後でいくらでも与えることができます。」なんて言っておきながら、実際は肥料を一回も与えませんでした。-ペコリ)
次に、水やりをして、土を湿らせます。
あちゃ~、水をかけすぎ、稲の苗を植える苗代(なわしろ)みたいになっちゃいました。
(7月1日)いよいよアスター混合の植えつけです
割りばしとか(指でもいいです)を使って、苗を植えつけるための穴を作ります。
あらかじめ、水やりをして土を湿らした状態(植えつけの準備の時に)にしてください。
湿らして土が固まった状態でないと、苗を植えつけるときに穴の周りの土が崩れ落ちてきて、せっかく作った穴が台無しになってしまいます。
植えつけの穴が出来ました。次はいよいよ苗の植えつけです。
苗の根っこを、たっぷり水がしみ込んだトイレットペーパーで包み込みます。
あまりにも小さい苗なので、食品トレーの苗をピンセットとかで、つままないとだめかなと思いましたが、実際にやってみるとピンセットなしでもつまめました。
苗を植えつけ穴にすっぽり入れます。入れたら、周辺の土で穴をふさぎ苗を固定。
植えつけ完了です。
すでに、土は水やりをして湿らしているし、苗の根っこにはたっぷり水のしみ込んだトイレットペーパーを巻いているので、植えつけ後の水やりは必要ないです。
これ以上、水やりすると苗が小さいので苗が流れてしまいます。
植えつけから40日後(苗が全然育ちませ~ん)
8月10日、もう1ヶ月以上なるのに苗がぜんぜん育ちません。
「トイレットペーパーで育てた苗では土に植え替えても育たないんだ~」
「やっぱり土から種まきしないと育たないんだ」(トホホ、がっくり)と思いました
が~、
「そういえば、鉢に植えきれなかった苗を発泡スチロール箱に植えたよな~」ということを思い出しました。
その発泡スチロール箱を見てみると、なんと、なんと、アスター混合の苗が青々とりっぱに育っているではありませんか!
なんじゃこの違いは!比べてみると、大人と子供。
なんで、こんなに育ちが違うんだろう。どちらも毎日、水やりもしたし、苦土石灰も肥料(鶏糞)も同じくらいの割合だったのに?
色々考えてみると、水やりの時、発泡スチロール箱の方はスーッと水がしみ込んでいきましたが、植木鉢の方は水たまりになって、なかなか水が土にしみ込んでいきませんでした。
指で土を押してみると、発泡スチロール箱の方は少し土が沈み込むのに対し、植木鉢の方はコンクリートで固めたようにガチンガチンで指がまったく沈みません。
苗が成長しない原因は土でした。
植木鉢に植えた苗は、土にすき間がないガチンガチンの状態だったので、根が育たなかったのでしょう。
ちなみに、発泡スチロール箱の土も植木鉢の土も毎年使いまわしの土です。
ただ、発泡スチロール箱の土は、土の再生材(ホームセンターで購入)を混ぜ合わせて再生してしていました。
苗を植えつけるときは、新しく購入した土か、古い土の場合は土の再生材を混ぜ合わせた土を使うべきです。(今回の失敗からの思い)
植えつけから56日後
8月26日、発泡スチロール箱に植えた苗は順調に育っていますが、もう一方の植木鉢の苗はその後も全く育ちませんでした。
お詫び:あまりにも育たなかったので、植木鉢の苗の画像を撮り忘れました。発泡スチロール箱に植えた苗は、百日草の写真に写っていたので不完全ながら載せました。
植えつけから80日後
9月19日、すごく時間がかかりましたが、発泡スチロール箱に植えた苗はやっと待望の花が咲き始めました。
一方の鉢植えの方はというと、大雨にあったせいか全滅です。ごめんなさい、私のせいでこんなことになってしまって。
植えつけから82日後
9月21日、2か月半でほぼ満開に近い状態になりました。
こんなに小さな苗でも、根っこが伸びやすい状態の土(ふわふわで空気層がある)に植えて水やりをしっかりやれば、花はちゃんと咲くんですね。ひとつ勉強になりました。
「水だけかい、肥料はどうしたんだい」と言われそうですが、肥料は植えつけ前に鶏糞を適量まぜただけで、以後は一切やっていません。
意識的にやってないのではなく、面倒なんでやらなかっただけです。でもよくここまで育ってくれました。
絞り咲百日草の苗を植えつけました。こっちは楽勝でしょうか?
植えつけの準備から植えつけまでは、アスター混合とまったく同じなので省略します。
上の画像は、アスター混合の植えつけより4日前の6月28日に植えた絞り咲百日草の苗です。しっかり根づきました。
植えつけから59日後
8月26日、絞り咲百日草の花が咲きました。五分咲きです。
このプランターの土も使いまわしの土です。
2、3年前に再生材を混ぜましたので、根が伸びないほどガチンガチンではなかったですが、かなり劣化していました。
絞り咲百日草さんの頑張りに感謝です。「ありがとうございます!」
植えつけから84日後
9月20日、満開の時期が過ぎて一部の花が枯れ気味です。
満開時の花の画像を載(の)せられなくて、申し訳ありません。
百日草というだけあって結構長い期間、花を楽しめました。1ヶ月以上は余裕で咲いていました。
まとめ
アスター混合と絞り咲百日草のどちらもトイレットペーパーから育てた苗から花を咲かせることができました。
めでたし、めでたし!
最後に、今回の苗の植えつけで学んだこと及び実行したことを反省を込めてまとめてみました。
苗を植えつける土
土に関しては今回は、大反省です。アスター混合の苗さんには申し訳ないことをしてしまいました。
苗を植えつける土はある程度ふかふかな状態でないとだめなんだということです。
新しく購入した土であれば問題はないのですが、今まで何回も使いまわしした土は、いくらほっくりかえしても何度か水やりをすると、「雨降って地固まる」のごとく固くなってしまいます。
植えつけ前に、土に何度か水やりしてみて土の状態を確認したほうがいいです。
土が乾燥状態の時、指で土を押すと土が沈み込む。水やりの時、水がスムースに浸透していく。
こういう土の状態がバッチグーです。
反対に、指で押しても土が沈み込まない。水たまりができて水がなかなかしみ込まない。
これは、土に空気層がたりない状態なので植えつけには適しません。
ホームセンター(百均ショップにもあり)などで売っている土の再生材を古い土に混ぜ合わせて土を再生するとよいです。
水やり
水やりは重要です。水は蒸発するし、地中にしみ込んでしまいます。
根が十分に伸びていない頃にはしっかり水やりをしてください。でないと枯れてしまいます。
肥料など
植えつけ前に、苦土石灰と鶏糞(安いので)を適量まぜただけでその後は全く与えていません。苗さんごめんなさい。
アスター混合と絞り咲百日草に関しては植えつけ後の肥料は一切なしで育ちました。
絞り咲百日草は種袋の裏面の説明書に書いてある草丈以上に育ちましたが、アスター混合は説明書に書いてある草丈までは育ちませんでした。
少しでもいいんで肥料は必要かな。
ただ、肥料をやるにしても、2~3週間に1回とか、たま~~にやる程度でいいと思います。(肥料なしでも立派に花が咲いたんで)
病害虫
アスター混合と絞り咲百日草のどちらも病気にはかかりませんでしたが、絞り咲百日草の方が草丈10センチほどに成長した頃、何者かに
葉っぱを40%くらい食べらてしまいました。
「もう、絞り咲百日草はもうだめだなこりゃ」と思い写真も撮る気力もなくなりました。(なので害虫被害の画像は有りません)
幸い、新芽はまだ食べらなかったので、ナスのアブラムシ対策用に買っていたオルトラン粒剤(根や葉から薬の成分が吸収される浸透移行性薬剤)を根元にまき水やりしました。
これ以後は薬が効いたのか、枯れずに順調に育ちました。
当たり前のことですが、病害虫に気づいたらすぐに対処しましょう。
満開の花を見ていると心が洗われますよね。
ご覧になった花の咲き具合でいいのであれば、ぜひ参考にしてフラワーライフを楽しんでください。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。