初めての胃カメラ体験記|結末は思い出したくもありません! 

胃カメラ検査
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今回は、「初めての胃カメラ検査はどうだったのか」というお話です。

胃カメラと聞いて、あなたはどんなことを思いますか?

胃カメラを喉(のど)から入れるのですから、「痛いんだろうな~」、「苦しいのかな~」、「怖いな~」などなど、とてもいいイメージはないですよね。

この胃カメラをこれから私は飲むんですが、非常に怖(こわ)いです。

検査のやり方は、多少違うと思いますが、私の体験が、これから初めて胃カメラ検査をやられる方の参考になればと思い書きしるしました。

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鼻からか、口からか、胃カメラの挿入経路を決める

胃カメラ検査は、鼻から入れるやり方と口から入れるやり方があります。どちらをやるにしても一長一短あるようです。

鼻から入れるやり方は、チューブが細いため「オエ~~ッ」となる嘔吐反射が起こりにくいですが、

口からの胃カメラに比べて画像の精度が落ち、拡大観察もできないので細かい精密な観察ができないということと、

鼻の穴が狭い場合、出血したりすることがあるという欠点があります。

一方、口から入れるやり方は、鼻からとは逆に「オエッ」となりますが、胃の内部をしっかり細かく観察できます。

さて、どっちにしようかと悩みましたが、ネットで調べてみると、鼻からの胃カメラは「なんの苦痛もなかったよ~!」いうのがほとんどだったので、

やっぱり、「苦痛」なのはいやなので、今回は鼻から入れることにしました。

さっそく、近くの病院へ電話で予約。

そしたら、「検査日の前日の午後8時以降は、食事も水も飲まないで検査に来てください」との指示を受けました。

検査日当日、いざ病院へ

朝8時20分ころ病院に到着して受付。ほどなくして名前を呼ばれ診察室へ

まずは医師と簡単な面談

一心お助け

よろしくい願いします

お医者様

麻酔は初めてですか。

一心お助け

前に、手術で麻酔したことがあります。

お医者さま

麻酔で具合いが悪くなったことはありますか。

一心お助け

いえ、ありません。

お医者様

何かおかしい箇所があったら、病理検査にまわします。

一心お助け

はい、わかりました

簡単な質問を受けたのち、検査室前へ案内されました。

検査室前で待機

私が一番目だと思いましたが、年配の男性が既にいて私は2番目でした。

検査室前の椅子に座って待っていると、緊張感がどんどん増して行くのを感じました。

手のひらを見ると、じっとり汗ばんでいました。精神的発汗です。

ほどなくして、私の前の番の年配の男性に、看護師さんがなんか飲み物の入った白い紙コップを渡していました。

看護師

口に入れて、50数えたら飲み込んでくださいね。

年配の男性が50数えてゴクンと飲み終えると

年配の男性

苦(に)げぇ~~~、苦(に)げぇ~~~~~。

と大声をだしているではありませんか!

一心お助け

え~~~、大声出すほど苦い飲み物なんだ!
やだな~、こんなの飲まないといけないかよ~

ちょっと、治(おさ)まっていた緊張感が再び上昇。

この数分後、年配の男性は検査室に入っていき、20分くらいして検査室からでてきました。

検査室から出てきた表情をみると、胃カメラが大変だったような様子はなく、余裕しゃくしゃくで私の前を通り過ぎていきました。

一心お助け

苦い飲み物で大声出していた人が、余裕の表情なんだから
胃カメラなんて、大(たい)したことないんだな。きっと!

ちょっと緊張感がやわらぎました。

さあ~、次は自分の番だと思ったところに看護師さんが来て

看護師

胃カメラ、これから洗浄するので、20~30分お待ちくださいね。

一心お助け

ガク~~~~ン、やっと順番が来たと思ったら、あと20~30分も待つの。 

胃カメラへの戦闘態勢を整えつつあったのが、一気にしぼんでしまいました。

結局、検査室前に案内されてから、1時間くらい経過。

やっと、苦い飲み物の入った白い紙コップを持って看護師さんが来ました。

一心お助け

やだな~、よっぽど苦いんだろうな~

看護師

胃の泡を消すお薬です。
口に入れて、50数えたら飲み込んでくださいね。

一心お助け

はい

一心お助け

いち、にー、さん、・・・・・・・ごじゅう。

ちょっとトロミのあるちょうどポカリスエットような感じの薬でした。ゴクンと飲み込みました。

一心お助け

あれ~。そんなに苦くないじゃないの!
なに、あの年配の男性、大袈裟だな~。
ブラックコーヒーくらいの苦さじゃん!

いよいよ検査室へ

やっと、検査室に入るように言われ、検査室のベットへ案内されました。服装はそのままで、特に検査着に着替えることはありませんした。

ベットに座らされ、

看護師

両方の鼻から麻酔を入れます。

一心お助け

はい

両方の鼻にシューッ、シューッとスプレーされました。

看護師

では、鼻をすすってください。

言われるとおり鼻をすすった後、ベットにあお向けに寝たのですが、なんか喉(のど)のあたりが変!

ちょうど、瞬間接着剤で固められたように喉(のど)がピクリとも動かなくなりました。こんな感じいままで経験したことがありません。変な感じ!

一心お助け

つばが飲み込めないよ~

仕方がないので、口から出すしかありません。これが、慣れてないので結構しんどい!

看護師さんが、ティッシュのいっぱい入ったつば入れ用の箱を準備してくれてましたので、ここにどんどんつばを吐きだしました。

麻酔薬の処置も終わり、いよいよ、人生初めての胃カメラの開始です。

お医者様

じゃ、これから胃カメラ始めます。
鼻に入れてから、喉(のど)への曲がりっぱなで、ちょっと胃カメラがあたるので違和感があると思います。

一心お助け

大丈夫、大丈夫。楽勝、楽勝。
さっきの年配の男性も大丈夫そうだったし、ネットでも鼻からの胃カメラはほとんど問題なしだったし。
さあ~、どんと来い胃カメラ!

気合十分なところに、胃カメラはするするっと入っていき、お医者様の話していた鼻から喉(のど)への曲がりっぱなに到達しました。

まさにその時、恐怖の大王が舞い降りてきました。

一心お助け

オエ~~~~~~ッ。オエ~~~~~~~ッ。
オエ~~~~~~ッ。

お医者様

おっ、おっ、おっ、おっ、おっ・・・・・

一心お助け

なんだこりゃ~。ネットの情報と違うじゃん!
鼻からだと楽なんてウソじゃん!

一心お助け

うわ~、しんどい、しんどい、つらい、つらいよ
~!

オエ~~~~ッは、ちょうど飲み会なんかで吐いたときような感じ。ただ、胃の中は空っぽなので、苦い胃液は出てきません。

一心お助け

オエ~~~~~~ッ。オエ~~~~~~ッ。
オエ~~~~~~ッ。

お医者様

おっ、おっ、おっ、おっ、おっ・・・・・・・・・

一心お助け

「おっ、おっ、おっ、おっ」って楽しんでんじゃねーの!
なんやねん、このおっさん!いや、お医者様。
励ましの言葉とかないんかい?

一心お助け

オエ~~~~~~ッ。オエ~~~~~~ッ。
オエ~~~~~~ッ。

お医者様

おっ、おっ、おっ、おっ、おっ・・・・・・・

「オエ~~~~~ッ。オエ~~~~~ッ。」と「おっ、おっ、おっ、おっ」のやり取りは、しばらく続きました。

しばらくと言ってもほんの数十秒ですが、すご~く長く感じました。

胃カメラが喉(のど)を通り過ぎた頃でしょうか。「オエ~~~~~ッ。オエ~~~~~ッ。」がやっと止まりました。

胃カメラが胃袋に入ってからは、カメラが胃壁に触れているのを感じましたが、痛いとか、苦しいとかはほとんどなし。

安らぎモードのうちに、胃カメラ検査は終了しました。

お医者様

検査が終了しましたので、胃カメラ抜きまーす。

一心お助け

胃カメラ、喉(のど)通るとき、
また、「オエ~~~ッ」ってなるのかな~?
やだな~!

胃カメラが喉(のど)をスルスルスルッと通り抜けていきました。

一心お助け

あっ、「オエ~~~ッ」としない!

何の苦しみもなく、胃カメラは、完全に体から抜け出しました。

一心お助け

オォ~、やっと終わった~!

お医者様

胃は特に問題はないようだね。
ただ、食道が少し荒れているね。

一心お助け

時々ですけど、胸がむかむかして胸焼けするんです。

お医者様

食事の後、すぐに横なったりすると、胃液が食道の方に
流れて胃を荒らすこともあります。

一心お助け

そういえば、食事の後、すぐに横になっていました。

お医者様

薬を出しておきましょう。

一心お助け

はい。
どうもありがとうございました。

こうして、初めての胃カメラ検査は終了しました。

ただ、喉(のど)の麻酔が効いたままで、ゴクンと飲み込みができません。

この状態は1時間たっても変わらず、1時間半で少し改善。

2時間でようやく元通りになり、食事なんかもできるようになって、やっと「やれやれ」という感じになりました。

感想・まとめ

はっきり言います。

「胃カメラなんて二度とやりたくね~!!」

この一言です。

今後、胃カメラ検査をどうしても受けなければならない時のことを考えると、とても恐怖です。

しかし、しかし、医療の世界は進歩してるんですね。

胃カメラ検査が終わって、数日後、「芸能人に余命宣告する」というテレビ番組をみていたら、胃カメラ検査のシーンがありました。

鼻からではなく、なんと口から入れているではありませんか!

私のように「オエ~~ッ、オエ~~ッ」を連発するのかな~と思ったら、「オエ~~ッ、オエ~~ッ」なんて一切ありませんでした。

胃カメラが終わった直後、その芸能人は涎(よだれ)たらしながら、「いい夢見てたのに」
なんて言っちゃって、余裕そのものでした。

なんで、なんでと思って調べてみたら、鎮静剤を使用して半分眠ったような状態で胃カメラ検査をうけていたんですね。

まさに、「恐怖の大王」から守ってくれる「救世主」のような存在です。

この鎮静剤は、胃カメラ検査の時に使っている病院と使っていない病院があり、大きな病院より小さなクリニックなどで使用することが多いようです。

また、鎮静剤はその病院によって「サービス」だったり、「別料金」だったりするようです。

「別料金」だとしても、「あの苦しさ」を経験するくらなら、多少料金がかかっても鎮静剤を利用すのがいいかと思います。

特に、私のように嘔吐反射(オエ~~ッ、オエ~~ッ)が強い方は、

  • 健康診断で胃カメラ検査の病院を選べるのであれば、鎮静剤を使用できる病院を選ぶ
  • 健康診断でなくても、胃の調子が悪いとかで病院を受診する場合も、胃カメラ検査になる可能性もあるので、あらかじめ、その病院が鎮静剤を使った胃カメラ検査を実施しているのかを問い合わせておく

これ、けっこう重要かと思います。

検査はやっぱり苦しくないのがいいですよね!

最後まで読んで頂いてありがとうございました。